今読んでいる本、俵万智さんの「生きる言葉」の中で、大きくうなずいた短歌があります。
つかうほど増えてゆくもの かけるほど子がそだつもの 答は言葉
俵万智『生きる言葉』(新潮新書)より
言葉は、光であり水
本の中で、子どもを植物にたとえたくだりがあります。言葉は、光であり水のようなものだ、と。
かけた分だけ、子どもはそれを吸収して育っていく。そして成長するにつれて、かける言葉の「質」もまた問われるようになるのだろう、とも。
読みながら、まさにその通りだと思いました。子どもが少しでもいい方向に伸びていけるような、そんな言葉をかけてやりたいと、改めて感じています。
庭の水やりから見えたこと
毎朝小さな庭の草花に水やりが欠かせない季節になりました。日の光を好むもの、影で生き生きするもの、水の量もたっぷりや数日おきなど、毎日観察していると、その植物らしさがわかって楽しい。

庭のアジサイをよく見ると、一つの花房の中に、
青紫の小さな花と、その周りを彩る、縁がやわらかいピンクに染まった花びらのようながくとが、一緒に咲いています。
同じ株なのに、一人ひとり違う色。「その子らしい花を咲かせてほしい」という思いと、そのまま重なる気がします。

らせん状に、一段ずつねじれながら伸びていくネジバナ。その姿は、子どもの成長そのもののようで、見るたびに励まされます。
「親業」という、言葉の学び方
子どもたちがその子らしく生きていくには、親の「言葉」が肥料そのもの。そのタイミングや方法は、ゴードンメソッド(親業)で学べることを、ひとりでも多くの方に知ってほしい。そして、その親子らしい花を咲かせてほしいと思います。
これからかける言葉、これまでかけてきた言葉
庭にはもう一つ、千日紅も咲いています。乾いても色があせず、長く鮮やかな赤を保ち続けるこの花のように——
成長して大人になった我が子たちにかけられる「言葉」もまた、高齢になった親にとっては色あせない、心の栄養になる。そう感じて、幸せに思うこの頃です。

今回ご紹介した本はこちらです。
